マインドフルネスヨガ

私が大切にしている、マインドフルネスヨガ

「マインドフルネス」と聞くと、「雑念をなくすこと」「無になること」「集中すること」を思い浮かべる方もいるかもしれません。

でも、私はそうは考えていません。

仕事のこと、家族のこと、人間関係のこと。
毎日を一生懸命に生きていれば、頭の中が忙しくなるのは、ごく自然なことです。

だから私は、思考を無理に止めようとしたり、「今ここに集中しなければ」と頑張る必要はないと思っています。

私が目指しているのは、「マインドフルネスをすること」ではなく、気づけばマインドフルネスになっている時間です。

そのために大切にしているのは、身体から心へと働きかけること。

呼吸を感じ、ゆっくり身体を動かし、季節を感じるアロマの香りに包まれ、静かな空間の中で、自分の感覚を少しずつ取り戻していく。

五感がひらいていくと、自然と意識は「今、この瞬間」へ戻ってきます。

「集中しよう」と力を入れなくても、身体がゆるむにつれて、心も少しずつ静かになっていくのです。

だから私のレッスンでは、ポーズの完成度や柔軟性よりも、「今、どんなふうに感じていますか?」という問いを大切にしています。

今日は身体が重い日かもしれない。

呼吸が浅い日かもしれない。

心が落ち着かない日かもしれない。

それでも大丈夫。

その日の自分を否定せず、そのまま受け止められることも、マインドフルネスだと思っています。

私が届けたいのは、「整えるためのヨガ」ではありません。

リラックスすることも、ストレスを軽くすることも大切ですが、それはゴールではなく、その先にあるものがあります。

身体がゆるみ、呼吸が深まり、心に少し余白が生まれたとき、

「なんとかなるかもしれない。」

「また一歩踏み出してみよう。」

そんな小さな希望が、自然と心の中に芽生えることがあります。

実際にレッスン後には、

「仕事の不安で頭がいっぱいだったのに、帰る頃には前向きな気持ちになっていました。」

「日常の緊張を忘れて、自分を切り替えられる時間になりました。」

そんな声をいただくことがあります。

私は、その変化を「教える」ことはできません。

でも、その変化が生まれる場を整えることはできます。

安心して深呼吸ができる空間。

五感がゆるやかにひらく時間。

誰かと比べることなく、自分の身体と心にそっと耳を澄ませられる場。

そこでは、頑張る必要も、上手になる必要もありません。

ただ、「今の私」を感じるだけでいい。

そうして過ごした時間は、レッスンが終わったあとも、日常へと続いていきます。

心に少し余白ができると、人との関わり方が変わることがあります。

自分への言葉がやさしくなることがあります。

未来への見え方が少し変わることがあります。

私は、そんな小さな変化の積み重ねが、人生を少しずつ豊かにしていくと信じています。

だから今日も、ヨガを教えるというより、「安心して自分に戻れる時間」を届けたいという想いで、この場所をひらいています。

「今ここ」に戻ることで、その人が明日をその人らしく生きられるようになること。

をゴールに、「五感をひらき、安心の中で、本来の自分ともう一度つながる時間。」を過ごして頂けたら、幸いです。